イーサリアムとイーサリアムクラシックは何が違う?

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イーサリアムとイーサリアムクラシックって何が違うんだろう?

そんな迷える方を救います!

イーサリアムとイーサリアムクラシックの違い

イーサリアムとイーサリアムクラシックの大きな違いを一言でいうと

イーサリアム

  • 中央集権じゃない
  • 発行数に上限がない

 イーサリアムクラシック

  • 中央集権である
  • 発行数が約2億1,000万枚〜約2億3,000万枚である

    になります。

    この中央集権とは何かというと、国が発行する一般的な貨幣のように権威性のある母体が運営していることを言います。

    もともと仮想通貨が誕生した時に世の中に与えた大きなインパクトは”中央集権ではない通貨が爆誕した!”というものでした。

    しかしイーサリアムはイーサリアム財団が運営している中央集権型であり、仮想通貨の「中央集権性がなく、誰にもコントロールされない」という基礎概念に反しているので、基礎概念に忠実な層がイーサリアムから新しくイーサリアムクラシックを分離することになります。

    イーサリアムクラシックが誕生した原因

    イーサリアムクラシックが誕生した理由は「中央集権性がなく、誰にもコントロールされない」という基礎概念を履行するためだと説明しましたが、その引き金となる大事件があったことが大きな原因でした。

    それが2016年に起こった、世に言う“The DAO事件”です。

    当時、イーサリアムはICOで約150億円もの資金を集めていましたが、システムの脆弱性を突かれ、集めた資金の3分の1以上の約52億円ほどが盗まれるということが起きてしまいました。

    いろんな議論がされましたが、結局、”盗まれなかったことにする”と言う方法が取られました。

    どういうことかというと、既存のブロックチェーンとは別に新しくブロックチェーンを作り、ハッキングを受けたブロックチェーンを分離、ハッキングをなかったことにするというものでした。

    これは“Code Is Low(プログラムコードが法である)”、つまりプログラムコードが絶対で、それを強制的に歪めたことは中央集権的であり、イーサリアムの多くの支持者の反感を買うことに繋がってしまいました。

    そしてイーサリアムクラシック誕生へと繋がって行くわけです。

    発行数の上限があるとどうなるか

    イーサリアムとイーサリアムクラシックの大きな違いは中央集権的かそうじゃないか、以外に発行数に上限があるかないかと言いましたがこれが大きな違いで、発行数に上限があるということは通貨の人気が高まっていくと必然的に通貨の価格が高まりやすい(投資での差益を大きくとりやすい)ということになります。

    需要に供給が追いついてないためです。

    投資家としては短期的な投資の旨みを取りやすいのはイーサリアムクラシックと言えるかもしれません。

    逆に発行数の上限ない場合は価格が安定しやすい傾向にあります。

    価格が大きく上下しそうなときは発行数を調整することにより必然的に価格をコントロールできるからです。

    通貨として価格が安定すると通貨を取引で扱いやすくなるため、世の中に受け入れられ浸透して行きやすいです。

    価格が乱高下する通貨は投資するにはいいですが、実運用には向いていません。

    世に広まると言うことは通貨としての価値が上がっていくことに繋がりますので、結局は通貨の価格も上昇していくことになると思います。

    これからの2つの通貨のゆくえ

    イーサリアムとイーサリアムクラシックは他にも機能的に異なる部分がありますが、それも両者少しずつアップデートしていくことにより差別化は難しくなってくると思われます。

    今後、イーサリアムとイーサリアムクラシックのどちらがより通貨としての価値が上がるのか、通貨として広まるのかまだまだ注目が必要です!

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